アートが好きでごめんなさい

美術館巡り、アート、旅行、ときどきお祭り。気づいたら、いつもアートがそばにいた。

【常陸多賀駅前商店街編】3泊4日で茨城県北芸術祭2016に行ってきた!!滞在時間や移動時間など

こんばんは、goolegleuです!

 

近所の木々も紅葉しはじめ、すっかり秋らしくなってきました。
さて、そんな「芸術の秋」に今注目の芸術祭に行ってまいりました

初開催にして日本最大規模となる茨城県北芸術祭、個人的には行ったことのない地域ということもあり事前に完璧に計画し(嫁が)しっかり予習してから行きました!おかげで、ほぼ全ての作品を鑑賞することができました。

我が家のツアープランナーに感謝しつつ、今回の旅を振り返りながら何回かに分けて書いていきたいと思います。
茨城県北芸術祭行きたいけど、どういうルートで何を見たらいいのかよくわからん!って方に参考になるよう、大体の鑑賞時間駐車場情報移動時間も記載していこうと思います。
ちなみに映像作品などもありますが最後まで見ていると時間的に厳しかったので、さらっと流したところもあります。なので鑑賞時間はあくまで参考ということでお願いします。
なお、移動は自家用車で、すべて一般道を使用しています。

めっちゃ長くなりそうだけど、最後までお付き合いくださいませ!!

そもそも茨城県北芸術祭(KENPOKU ART 2016)とは?

KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭の旗

茨城県北芸術祭とは以下の茨城県北6市町で開催される芸術祭のことです。
(「いばらきけんきたげいじゅつさい」ではなく「いばらきけんぽくげいじゅつさい」と読みます。)
【海側】日立市、高萩市、北茨城市
【山側】常陸太田市、常陸大宮市、大子町
※今回、大見出しを山側海側で色分けしてみました

美しい海と山々、関東とは思えない心落ち着く環境の中で約100点に及ぶ作品が展示されます。
作品は、駅周辺などにも展示されていますので電車で訪問しても見れなくはないですが、芸術祭全体の作品を楽しみたい方は移動範囲を考えると、車ありきの芸術祭かなと思います。
電車を利用される方のためにツアーバスなども出ているようですが、土・日・祝日につき1本しか出ていないので、自分のペースで鑑賞したい方は私のように車で廻るのがおすすめです。

「海か、山か、芸術か?」をテーマとして2016年9月17日(土)~11月20日(日)までの65日間で開催される本芸術祭の総合ディレクターは森美術館の館長である南條史生氏。
「最先端の芸術作品によって独自の芸術祭を誕生させたい」との思いがあるようです。

作品鑑賞パスポートは色々とお得

個別鑑賞券が必要な施設(8箇所・合計4,500円分)をご覧いただけるほか、各会場を巡るスタンプラリーの台紙としてお使いいただけます。

名称 一般 学生・高齢者(※)
作品鑑賞パスポート 前売券 当日券 前売券 当日券
2,000円 2,500円 1,000円 1,500円

※前売券の販売は9月16日で終了しました。9月17日以降は当日券価格で販売。

会期中、お得に作品を鑑賞できる作品鑑賞パスポートは是非GETすることをおすすめします。一部の作品を除き、殆どの作品をパスポート提示で鑑賞できますし、食事処や宿泊施設などでの割引も受けることができますよ!

また、このパスポートはスタンプラリーの台紙になっているので、各会場に設置されているスタンプを押して是非参加してみてください。スタンプを30個以上集めれば県北地域の特産品が当たる抽選にも参加できます!

kenpoku-art.jp

作品鑑賞パスポートの取扱い施設については以下のサイトを参照ください

kenpoku-art.jp

なお、便利な作品鑑賞パスポート用ケースですが茨城県北芸術祭のものは販売されていないようです、これは残念

県北芸術祭の作品鑑賞パスポートは瀬戸内国際芸術祭のパスポートケースにピッタリ収まります
▲しかし、作品鑑賞パスポートのサイズは折りたたんだ状態で10cm✕15cm程度なので、瀬戸内国際芸術祭のパスポートケースに入れると、このようにぴったり収まります。他の芸術祭のパスポートケースをお持ちの方は流用するとよいでしょう

事前計画には公式ガイドブックが必須

冒頭にもお伝えしたとおり、規模が大きいので芸術祭を楽しむためには事前計画は必須です。
計画を立てる際には、作品はもちろん、食事処やお土産、宿泊先、交通に関する情報が満載のガイドブックは必須です

KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭 公式ガイドブック

KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭 公式ガイドブック

  • 作者: 南條史生,茨城県北芸術祭実行委員会,四方幸子,金澤韻
  • 出版社/メーカー: 生活の友社
  • 発売日: 2016/08/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

休館日や作品のメンテナンス情報は公式の最新情報をチェック

せっかく行ったのに休館日だった!という残念なことにならないよう最新情報をチェックしていきましょう。以下の公式サイトでチェックできますよ。

また、メンテナンス中の作品についても確認ができますので、一通り目を通しておくと良いかもしれません。

kenpoku-art.jp

会場マップ(googlemap)

公式ガイドブックには付録として切り取り式の全域マップが付いていますが、新聞紙片面分くらいの結構大きいサイズとなっています。
「スマホで県北芸術祭の会場マップを見たい!」という方は以下で確認ができます。

私はこのマップをgooglemapのマイマップに取り込んで、その他自分が訪問するスポットを追加していきオリジナルのマップを作ってから行きました。

▼一応、マイマップへのインポート方法をざっくり説明すると、
1.上記マップの右上のアイコンをクリックし拡大地図を表示
2.地図の凡例の上部のメニューからKMLをダウンロード
3.自分のマイマップを開いて新規レイヤ追加後、KMLファイルをインポート
※PCでの作業を推奨します

◎会場付近で道に迷っても、スマホなどでサッとマイマップを開いて位置が確認できるので大変便利です。

また、展示会場と作家情報を記したMAPも公開されており、こちらからダウンロードできます。

今回のプラン

【1日目】

海側<日立市>

常陸多賀駅前商店街

日立駅、日立シビックセンター

日立市郷土博物館、日鉱記念館、御岩神社

山側<常陸太田市>

水府地区、自然休養村、パルティホール

鯨ヶ丘地域

【2日目】

山側<常陸大宮市>

石沢地区

旧美和中学校

旧家和楽青少年の家、旧上岡小学校

山側<大子市>

袋田の滝、常陸大子駅前商店街

【3日目】

山側<大子市>

奥久慈茶の里公園、旧初原小学校

再びの常陸大子駅前商店街

山側<常陸太田市>

竜神大吊橋、竜っちゃん乃湯

【4日目】

海側<北茨城市>

五浦美術館、六角堂

旧富士ヶ丘小学校

海側<高萩市>

穂積家住宅、高戸海岸

海側<日立市>

小貝ヶ浜緑地、うのしまヴィラ

日立市

道の駅日立おさかなセンター

道の駅日立おさかなセンター

道の駅日立おさかなセンターのインフォメーションセンター
▲作品鑑賞パスポート取扱施設はいくつかありますが、私は道の駅日立おさかなセンターのインフォメーションセンターで鑑賞パスポートをGET

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f:id:goolegleu:20161004202028p:plain 20分(8.4Km)

常陸多賀駅前商店街(滞在時間:90分)

▼常陸多賀駅前商店街の作品を見るため、車は日立市千石町駐車場へ駐車

日立市千石町駐車場の外観

利用駐車場:日立市千石町駐車場
収容台数:18台
料金:30分無料、以降30分100円

多賀駅前商店街エリアの作品はある程度まとまって展示されていますので歩いて散策できます。まず、駐車場すぐ近くの和田さんの作品から鑑賞しました

和田さんの作品外観

[A-19]和田 永/エレクトロニコス・ファンタスティコス! in 日立
▲[A-19]和田 永/エレクトロニコス・ファンタスティコス! in 日立

古い家電製品をオリジナル楽器として蘇生した和田さんの作品。世界的家電メーカーHITACHIの町で家電を使った作品が展開されているのは感慨深いですね。
残念ながらここでは本人による実演を見ることができませんでしたが、演奏の様子は映像で見ることができます。
なお、10月16日(日)に道の駅常陸大宮かわプラザで古家電蘇生楽器の体験ができるワークショップが開催されるようです。また、11/19(土)には日立シビックセンター新都市広場での参加費無料のコンサートなどもあり、和田さん本人の実演が見られる機会がありますよ。

山本美希さんの作品は和田さんの作品の目の前
▲和田さんの作品のすぐ目の前には山本美希さんの作品があります

バス停の椅子に絵が描かれています

「グラフィックコンクリート」によるタコの絵
▲[A-25]山本 美希/ヒタチタガ・コンクリート・マンガ・ベンチ・コレクション

バス停にあるコンクリート製の椅子に描かれた可愛らしい絵は、漫画家の山本美希さんによるもの。これは「グラフィックコンクリート」というコンクリートの表面を細かく削る技術によるものだそうです

青崎さんの作品外観

レジ袋に描かれた似顔絵の数々
▲[A-17]青崎伸孝/スマイリー・バッグ・ポートレート

レジ袋に似顔絵を描くパフォーマンスは県北地域6会場で実施され、本会場ではその作品が展示されています

中崎さんの作品外観
▲[A-18]中崎透/看板屋なかざき

茨城県出身の中崎さんは、統廃合により消滅した県北地域の美和、水府、里美、金砂郷などの地名を看板にしたインスタレーションを展開しています

統廃合により消滅した県北地域の地名の看板
▲美和や里美は女性の名前っぽいのでかわいらしく、十王は王様っぽいから王冠といったように、その地名から連想されるイメージがデザインされていました。
看板の位置関係は実際の地図上の位置関係と一致しています。

急な階段
▲二階にも作品がありますが階段が急なので注意しましょう

中崎さんの2階の作品

PARCO(パルコ)の看板
▲「パルコ(PARCO)」の看板。ちなみに、ここの建物をgooglemapで見てみると「多賀パルコ」となっていますが、あのPARCOを想像してから行かないほうが良いでしょう。

ニットに包まれる旧筑波銀行の看板
▲旧筑波銀行では力石咲さんのニットによる作品が展示されています。

ATMの奥に見えるニットの作品
▲ATMの奥に作品が見えます

ATMの裏側
▲裏側にまわったところ

室内の様子
▲[A-20]力石咲/ニット・インベーダー in 常陸多賀

台車や脚立など室内のものがニットに包まれていました

UFOのような編み機
▲UFOをイメージした編み機で編まれたニットは、街路樹や手すり、常陸多賀駅舎内など駅周辺に増殖しています。

金庫の中に入れます
▲[A-22]松本美枝子/山のまぼろし

金庫の中には松本美枝子さんの作品が展示されています

写真展示①

写真展示②

映像展示
▲多くの産業が生まれた日立市の鉱山を題材にした写真や映像が展示されています

階段のパッキャラコレクション
▲[A-21]藤浩志/ポリプラネットカンパニー

2階には藤浩志さんの作品があります。藤先生は収集マニアといったところでしょうか

パッキャラコレクション
▲食品などのパッケージに隠れているキャラクターを集めてみたそうです

2階に上がると見えてくる藤浩志先生の世界
▲2階にはいくつか部屋がありますが、すべて藤先生のコレクションで溢れていました

橘香里の部屋
▲ボリプラネットカンパニー代表の橘香里という架空の人物の部屋

醤油差し
▲醤油差しは洗剤の容器

パスタ入れ
▲パスタ入れはペットボトル
橘さんのこだわりが垣間見れます

おもちゃ倉庫
▲隣の部屋はおもちゃ倉庫になっていました。
2000年から繰り返し開催されている「かえっこ」というプログラムにて増え続けたぬいぐるみを何か新しい素材として使えないかとストックしているそうです

特選倉庫
▲こちらは特選倉庫
家庭から出る様々な廃棄物の中から特に惹かれる素材を特選し、こちらも何かに使えないかとストックしているそうです

パンの袋を止めるプラスチック
▲パンの袋を止めるプラスチックのやつとか、よくこんなに集めたなーというものが沢山ありました。

吟醸ギャラリー
▲吟醸ギャラリーにはおもちゃ箱の底に溜まった魅力的な色や形をした破片たちが並んでいます。

天井にぶら下がる作品
▲これらを素材につくられたものが天井にぶら下がっていました

ごちゃごちゃしたスペース
▲2階部分で一番大きなスペース
藤先生が約20年ほどかけて集めてきたおもちゃの数々を見ることができます

ぬいぐるみが貼り付けられた椅子
▲ぬいぐるみが貼り付けられた椅子には実際に座ることができます

遺伝子組換え作品
▲様々なキャラクターの失われた部分に別のパーツをつなげて作られた「遺伝子組換え」は面白かったです

彫刻作品
▲おもちゃの破片を素材にした彫刻作品

ポリプラネットカンパニーの制作工房
▲日常から排出される様々な素材から新しい商品や作品を制作しているポリプラネットカンパニーの制作工房も覗くことができます。
実際にここで制作に参加することもでき、ポリプラネットカンパニーの社員になりきることもできます

常陸多賀駅前の通り
▲常陸多賀駅前の通りの両側で作品が展開されています。電信柱のないスッキリとした通りですね。さて、通りを渡って反対側へ

暗い階段
▲暗めの階段を上ります

スナックのママ風の女性
▲2階へ上がるとスナックのようなスペースがあり、モニタの中でスナックのママ風の女性が期待を裏切らないダミ声で何やら語っていました

スナック友子のライター
▲スナック友子のライター

[A-23]加藤増田齋藤岩沢(KMSI)/A Wonder Lasts but Nine Days ー友子の噂ー▲[A-23]加藤増田齋藤岩沢(KMSI)/A Wonder Lasts but Nine Days ー友子の噂ー

鉱夫間で技能養成や相互扶助などの目的として存在した友子制度を調査したという加藤増田齋藤岩沢の4名が、その忘れられた歴史を日立市にあるバラックの飲み屋街「塙山キャバレー」と結びつけ独特の世界観で描いています

[A-24]松井靖果/この先、記憶の十字交差あり。
▲3階へ上がると松井靖果さんの作品があります

映像の音声は少々不気味

撮影した写真などを基に描いた絵
▲[A-24]松井靖果/この先、記憶の十字交差あり。

幼少期に日立市に住んでいたという松井靖果さん。
自分自身の思い出の場所を訪れ、そこであった出来事を思い出しながら、撮影した写真などを基に描いた絵が展示してあります。
その過程を記録した映像がモニタに映し出されているのですが、作家本人の肉声が変成器のようなもので加工されており、とても不気味でした。

▼さて、常陸多賀駅前を散策してみます

常陸多賀駅前のラウンドアバウト
▲駅前は信号機のない円形交差点(ラウンドアバウト)になっていました
実は最初常陸多賀駅前の駐車場に駐車しようとしていたのですが、場所がよくわからずここを一周してしまったということは内緒にしておいてください。

常陸多賀駅前駐車場
▲当初駐車する予定だった常陸多賀駅前駐車場
153台分のスペースがありますが、平日にもかかわらず結構混雑している印象でした
最初の30分無料、以降30分100円、千石町駐車場と同じ料金設定です


▼街なかに増殖した力石さんのニット作品

常陸多賀駅前バス停

時刻表もニットが侵食しています

ラウンドアバウトの前の休憩スペース
▲いたるところにニットで包まれた作品が展示してあるので探してみて下さい

 

日立駅編につづく・・・