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アートが好きでごめんなさい

美術館巡り、アート、旅行、ときどきお祭り。気づいたら、いつもアートがそばにいた。

ヨコハマトリエンナーレ2014に行ってきた!(第10話、11話)

アート アート-芸術祭

第10話:洪水のあと

福岡アジア美術トリエンナーレの出品作家から

福岡アジア美術館が収蔵した映像作品が3部構成で展示されています。

日本の国際展において、アジアの美術はいかなる観点で

とらえれられるべきなのか

アジアというテーマに特化した取り組みを続けてきた

「福岡アジア美術トリエンナーレ」から学び

答えを出そうという試みのようです。

第11話:忘却の海に漂う

さぁ、忘却めぐりの旅も最終章です。

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「日輪の翼」とは、トレーラーで

熊野、伊勢、一宮、恐山、皇居と、聖地巡礼を続ける7人の老婆の巡礼譚

日輪の翼 (河出文庫)

日輪の翼 (河出文庫)

 

台湾で制作された特注トレーラーは、

「PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015」にて

パフォーマンスを行ったあと、全国を巡回するそうです。

11月2日(日)にはご覧の通り、移動舞台車上で

やなぎさんのトークショーやってました。

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第1話でもOFFERINGの展示ありましたね。

やはりあれは献金箱だったようです。

ここでは2001年から10年間の旅で撮影した

献金箱の写真などが展示されています。

なぜ献金箱なのでしょうか?

そこには、本来のOFFERING(献身、献金)の意味を忘却してしまった

私達へのメッセージが込められているのでしょうか。。

 

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部屋の中央に大きな壁があり

そこには、日常の何気ない場面の写真が・・

いや、これは版画です。。

大きな壁をはさんで反対側に彫り込んだ版が展示されています

そうです、壁をはさんで対象的になっているのです。

第1話の「カルメロ・ベルメホ」の作品にあった

キャンバスと絵具の関係のように

版と版面にも、忘却というキーワードが関係していることに気付かされます。

 

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一見ただのオブジェだと見過ごしてしまいそうですが

これはアメリカの象徴、自由の女神を設計図に基づいて

原寸大に型を取り部分的に見せるシリーズ。

みなさん、どの部分かわかりましたか?

 

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古木やビーカー、フラスコを使った作品が展示されていました。

作家自身、ガラス工芸の盛んなアメリカ北西部のタコマ出身だそうです。

 

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第1話の木村浩氏の作品の前にもありましたが

えっと・・載せてないですね。。

写真撮り忘れてしまいました。

第11話ではキム氏の作品はいくつか展示されていましたので

写真撮りまくったのですが、今度は作品名をメモるのを忘れました。

まさに忘却めぐりの旅・・・

 

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大竹さんの作品は大人気でした。

直島の「I♡湯」や「はいしゃ」など、コラージュで有名な方ですね。

直島は私も何度か行きました。

タンクから出る煙は、濾過された記憶なのでしょうか。

新港ピアの比較的海に近い位置に展示されており、さらには

タイヤに水かきのようなものが取り付けられていることから

忘却の海に進水していく姿を想像できます。

そう、第11話のテーマは「忘却の海に漂う」でしたね。

 

そして忘却めぐりの旅が終わり・・

11月3日(月・祝)18時30分から

横浜美術館前にて「Moe Nai Ko To Baを燃やす」

が行われました。

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龍が登場し・・

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世界に一冊の本「Moe Nai Ko To Ba」が

忘却の海に浮かんだ船に乗せられます。

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数人の輩によって火がつけれられ・・

「忘却の海」に消えていった

と、そのとき!!

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防火服に身を包んだ森村泰昌氏が登場し

「Moe Nai Ko To Ba」を救出。

写真ではわかりにくいと思うのでこちらを・・

残念ながらここから先は都合により見ることができませんでした。

このあとどうなったんでしょうかね。

一番気になるのは、森村さんが凄い熱そうにしてた事・・

 

なぜ、火の付け方が乱暴だったのか

ずいぶん乱暴な火の付け方でしたね。

ここからは私の勝手な解釈です。

 

私達の忘却の海への葬り方、そのものを表したのではないかと思います。

自然と忘れているのではなく、本当に大事なことを

私達は自発的に忘却の海へと沈めているのではないでしょうか。

世界に1冊の貴重な本「Moe Nai Ko To Ba」は、なぜ燃やされたのか

表現の自由を奪う焚書行為に対する抗議というのもあるんですが

忘却の海にあるのは"大事な何か”です。

ですからパフォーマンスで燃やすのは何でもいいわけではなく

「大事なもの」である必要があったのではないでしょうか。

火を付けられた時に発せられた「あ〜」という観衆の声

"ひどい"

"もったいない"

"粗末にするな"

 

他にもどんなことを考えたでしょうか?

 

私達が忘れている膨大な数の大事なものに対しても

同じことが言えることを忘れてはいけないのです。

そしてそれらを救う(思い出す)こともできるのですね。

 

長編、お読みいただきありがとうございました!