アートが好きでごめんなさい

美術館巡り、アート、旅行、ときどきお祭り。気づいたら、いつもアートがそばにいた。

中之条ビエンナーレ2015に行ってきた!印象に残った作品をエリア毎に紹介します(前半)

中之条ビエンナーレ2015!
初めて訪れた前回の2013年には全エリア制覇できなかったのですが、今回は無事全エリアを見ることができました!

どれも素晴らしかったのですが、とにかく作品が多い!
ということで印象に残った作品をエリア毎にピックアップして簡単に紹介することにします。

その前に、中之条ビエンナーレって何?という方はこちらをご覧ください

中之条ビエンナーレ概要 | Nakanojobiennale

六合(くに)エリア

長英の隠れ家「湯本家」
まずは、初めて巡る六合(くに)エリア

こちらは長英の隠れ家「湯本家」
なんでも、鎖国に反対していたために江戸幕府に追われていた高野長英という蘭学者(西洋の学問文化の研究者)がいて、一度は捕まったみたいなんですが収監されていた牢屋が火事になった際どさくさに紛れて脱獄。逃亡の途中、この湯本家にかくまわれたのだそう。

隙間-赤岩湯本家/石原次郎
<隙間-赤岩湯本家/石原 次郎>

そんな湯本家の階段を登ったところに、さりげなしにちょんと乗った陶器。
小さいながらも何か大きなメッセージを発しているような気がしました。

共生/馬場 恵
<共生/馬場 恵>

植物が持つ、美しくて繊細な構造に感動。そして、その模様が血管のように見え、自然の生命力も感じられる作品

 

多すぎる幸せ/小林 正樹
金属の水面が弾ける
<多すぎる幸せ/小林 正樹>
硬いはずの金属が魅せる柔らかさ。美しい・・・

 

不完全なる/二村 元子
土壁の胃袋を覗く
<不完全なる/二村 元子>
湯本家住宅の横にある蔵では、土壁があらゆるものを飲み込んでいました。
一体どれだけの物を飲み込んだのか、作品の隙間から壁の向こう側を覗いてみましたが、はっきりと確認することはできませんでした。

 

湯本家の猫、あおちゃん
湯本家住宅のあおちゃん

 

続いてやってきたのは赤岩公民館

赤岩公民館
永遠の思考/田島 鉄也
<永遠の思考/田島 鉄也>

田島家が20年間で溜めた卵の内側の薄皮なんだそう。こりゃすごい!

壁一面に打ち付けられた卵の殻
壁には卵の殻も!

 

アスファルトが円形に剥がされた南部体育館横の駐車場
<永遠の思考/田島 鉄也>

先ほどの卵の薄皮の作品とリンクしている南部体育館横の駐車場は、アスファルトが円形に剥がされていました。
このまま放置して雑草を生やす試みのよう

棘のある風景/石坂 孝雄
<棘のある風景/石坂 孝雄>

近くの小川の土手。
おだやかな中之条町で、まさか風景に刺されてしまうなんて思ってもみませんでした

 

Mountains of silkworm/岡崎 詩をり
光って見える純白の糸
<Mountains of silkworm/岡崎 詩をり>
真っ黒な天井を見上げると、純白に光って見えました

 

日影/大野 公士
<日影/大野 公士>

大野さんの鉄分の多い作品、好きです。
伊参エリアにも作品があり、2013年に続き今回も見てきましたよ。その作品は後半で

沢渡・暮坂エリア

十二 みやけ/三宅 光春
<十二 みやけ/三宅 光春>

沢渡・暮坂エリアにやってきました!何やら池に浮かんでいます

作品まではいかだを使って
おお!いかだで行くみたいです
つか、入口向こう向いてる・・・まぁでもこう手で引っ張って向きを変えればいいかな

注意事項白いアミはふれない

柱は絶対ふれない

弱いので危険

行くのやめました。。
つかこれイカダで行った人いるんでしょうか?つか「四角い健物」って何でしょうか?

 

旧民宿「十二みます」
池の近くにある元々民宿だった建物「十二みます」

暗い室内に怪しい絵
暗めの室内。食堂っぽいのもありました

何かに追われる鳥

鳥は怒っている
<逃走の巣/小山 真德>

中之条には鳥追い祭りという祭りがあるそうです。
追われた鳥は何処へ行って何をしているのかということが少し見えてくる作品
そう言えば、ここ中之条には高野長英という別の「追われる者」が居ましたね

 

花楽の里

"鳥かごの中みたい
途中寄った「花楽の里」にて
小高い丘から見下ろす景色は最高でした

暮坂牧水茶屋まで移動

親子か
駐車場をあがったところに小さな木々の子供達とそれを見守る親(森)。賑やかですね

研磨された枝が伸びる
<痕跡−'15・暮坂−枝が伸びる/赤松 功>
このエリアには「犬の散歩道」という作品があるのですが、ついこの間の9月15日に作者のスタン・アンダソン氏が心筋梗塞で逝去されたため、予定されていた散歩道ツアーが中止となりました。

ここに謹んで故人のご冥福をお祈りいたします

 

蛇野の古い建物
沢渡温泉郷の蛇野にやってきました。
この見るからにヤバそうなこの建物の中に入ります

様々な写真が用いられている

そしてそれは記憶そのもの

No-sight シリーズ中之条/永井 文仁
<No-sight シリーズ中之条/永井 文仁>

年老いた建物に、たくさんの記憶が残されていました

 

続いてやってきたのは、昭和から平成に渡り、約60年間営業していたという丸伊製材

美しき星の儚きものたち/嶋津 晴美

ゆらゆらと宙に浮かぶガラスの玉
<美しき星の儚きものたち/嶋津 晴美>

ゆらゆらと宙に浮かぶガラスの玉が美しかったです。
窓から差し込む光や景色そして私自身を映し出していました

 

光の独白/鈴木 のぞみ

節穴から差し込む光
<光の独白/鈴木 のぞみ>

これは最初、プロジェクターで投影しているのかと思ったんですが、よく見るとうちの車が映っていたので気が付きました。映っていたのは穴から差し込む外の景色
今回の作品の中で一番印象に残った作品です

 

「丸伊製材」のスタンプのモデルになったノコギリ
「丸伊製材」のスタンプのモデルになったノコギリ

 

つづく