アートが好きでごめんなさい

芸術祭、美術館、旅行、ときどきお祭り。気づいたらいつもアートがそばにいた。

【中之条ビエンナーレ2017②】新会場として追加された「名久田エリア」


【中之条ビエンナーレ2017①】中之条町の玄関口「中之条伊勢町エリア」
【中之条ビエンナーレ2017②】新会場として追加された「名久田エリア」
【中之条ビエンナーレ2017③】「日本で最も美しい村連合」に加盟する「伊参エリア」
【中之条ビエンナーレ2017④】ゆったりとした時間が流れる自然豊かな「六合(くに)エリア」
【中之条ビエンナーレ2017⑤】中之条伊勢町と六合を繋ぐ中継地点「沢渡暮坂エリア」
【中之条ビエンナーレ2017⑥】古くから湯治場として親しまれている温泉街「四万温泉エリア」

目次

六区公民館

六区公民館

「salire No.54」/赤堀 里夏

「salire No.54」/赤堀 里夏

137.5°
それは葉っぱが一番重ならない角度
目に見えない自然の法則で淘汰されているコトが"ここ"にはたくさんある

▲自然の法則によって環境に適応しないものは死滅し、適応するものだけが残る。特に自然豊かな中之条町にはそういったものがたくさん存在しているということでしょうか。私はそう受け止めました

外にある作品
▲赤堀さんの作品は外にも展示されていました

名久田教場

名久田教場
▲昭和22年の開校から平成2年に閉校となるまで何度も名前を変えた名久田教場

▼校舎に入ってすぐ目に飛び込んでくるのがこれ

「手洗い場の陶管」/石坂 孝雄

「手洗い場の陶管」/石坂 孝雄

まるで生き物のようなその姿がちょっと気持ち悪かったです

外にもいる
▲そして外にもいます

「鏡面と消失点」/桑山 彰彦

「鏡面と消失点」/桑山 彰彦

窓の衝立てによって光が遮られ、教室の中が薄暗くなって物がはっきりと見え辛くなっています。教室の中央、模型の位置が消失点になっており、そこを中心に仮想の鏡面が作られています。

消失点
▲教室の内側にあるものが模型でいうと外側にある。この教室自体が鏡像化した空間になっていて、内側にあるものが外側にある不思議な感覚を味わえます

「Polyphony1945-もっともっとたくさん話したいことがありましたけど遂に云う事が出来なく遠い所に来てしまいました-」/小林 清乃

「Polyphony1945-もっともっとたくさん話したいことがありましたけど遂に云う事が出来なく遠い所に来てしまいました-」/小林 清乃

▲ 7人の元女学生が一人の同窓生に送った手紙を元に、多声的なサウンドインスタレーションとして展示。

女学生達の手紙が入った木箱を偶然古書店で発見した小林さんが、手紙の主にコンタクトを取り実現したプロジェクトのようです。多くの方々の協力、そして大変な労力と時間が費やされている温かみのある作品だと思います。

ところが、そんな小林さんの作品の一部が盗難に遭ったと・・

www.facebook.com

中之条ビエンナーレの被害としては他にも、旧第三小学校のブルガリア企画展でも絵本二冊が盗難にあったそうです

芸術祭は来場者との信頼で成り立っているイベントだと思いますし、作者の方にとっては時間をかけて思いを込めて制作した作品を見てもらえないことは、とても辛く悲しいことだと思います。

そういった素晴らしい作品を楽しみにしている来場者の方々にとっても大変残念なことだと思います。

「GHQ PORTRAITS」/ユアサエボシ

「GHQ PORTRAITS」/ユアサエボシ

▲2階の一番奥の部屋。遺跡群から見つかった土器などが展示されているスペースをさらに奥に進むと、進駐軍の似顔絵が書かれた瓦が多数展示されていました

進駐軍の似顔絵

もし私が戦前に生まれていたら、当たり前のように愛国心を持ち、従軍画家に志願していたかもしれない。でも特段絵が上手い訳ではないので採用はされないだろう。
ヘルニア持ちだし、一般の徴兵検査にも通るかどうか…
そして敗戦。
日本は焼け野原になり、進駐軍がやって来た。私は日銭を稼ぐ手段として、進駐軍相手に似顔絵を描き始めた。しかし適当な紙がなかった為、その辺に落ちている瓦に描いた。
これが米兵の間で評判になり、順番待ちの行列ができる日もあった。
私の他に、米兵のライフマスクを制作する者も現れた。
そんな進駐軍の似顔絵が70年振りにアメリカで発見された。

某新聞社会面▲新聞の記事まで展示されていましたが、どうやらこれは架空の設定のようです
古い瓦を使い、それっぽい新聞記事まで作成するとはなかなか手の込んだ作品ですね
でも、こういう作品結構好きです!

「Here」/山田 悠

「Here」/山田 悠

▲体育館の前にやってきました。南向きの壁と庇(ひさし)を利用した日時計で、実際に機能します。ところが、この時は運悪く曇り空・・・
最終日に再度訪問して見事な日時計を見ることができたのですが、その様子は後ほど・・・

五区公民館

五区公民館

「運び屋」/東野 哲史

「運び屋」/東野 哲史

▲作品タイトルからは、ちょっと危ない匂いがしましたが、名久田地区町民運動会の「ダルマ運びリレー」を中心にしたドキュメントでした。実際に使われた道具などが展示してあり、至って健全な内容でありました。

 

つづく